京都の夏を彩る日本三大祭りのひとつ、祇園祭(ぎおんまつり)。
その中でも圧巻の見どころが、「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」です。

祇園祭の期間って1ヶ月くらいあるけど、一体いつがメインなの?



祇園祭の注目行事について紹介するぴょん!
この記事では、祇園祭2025年のメインイベントである「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」と宵山(よいやま)の時期、前祭・後祭それぞれのスケジュール、見どころ、日程情報を解説します。
祇園祭をより深く理解し、最大限楽しむための情報を網羅しているので、ぜひ最後まで読んで、京都の夏の風物詩を満喫する準備に役立ててください。
祇園祭とは?京都の夏の風物詩
祇園祭は、京都市東山区の八坂神社の祭礼で、7月1日から1ヶ月間に渡って行われる日本三大祭りの1つです。
八坂神社の祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)の荒御魂(あらみたま)を鎮めるために行われる疫病退散の祈りが起源です。
平安時代初期に疫病が流行した際に、神輿(しんよ/みこし)を66基作って神泉苑(しんせんえん)に集め、祇園社(現在の八坂神社)に送ったことが始まりと伝えられています。
1ヶ月にわたる多彩な行事が特徴で、特に豪華絢爛な山鉾巡行は「動く美術館」とも称され、国内外から多くの観光客が訪れます。



山鉾の壮麗な姿は、見るだけで圧倒されるよね!



山鉾には、歴史上の人物や神話などを題材にした豪華な装飾品が施されているぴょん!
また、祇園祭はユネスコ無形文化遺産にも登録されており、日本の伝統文化を体感できる貴重な機会です。
祇園祭の歴史
祇園祭は長い歴史の中で、さまざまな変遷を遂げてきました。
当初は神輿渡御(みこしとぎょ)が中心でしたが、室町時代には山鉾が登場し、現在の形へと発展していきました。
江戸時代には町衆の文化が花開き、山鉾の装飾もより豪華絢爛なものとなりました。
祇園祭の山鉾の種類
祇園祭の山鉾は、大きく分けて「山」と「鉾(ほこ)」の2種類があります。
「山」は真木(しんぎ)と呼ばれる木を立て、山に見立てたもので、神霊が宿るとされています。
「鉾」は屋根の上に鉾を立てたもので、屋根の上で稚児が舞を披露する「鉾建て」の儀式が行われます。
種類 | 特徴 |
---|---|
山 | 真木を立て、山に見立てたもの |
鉾(ほこ) | 屋根の上に鉾を立てたもの |
祇園祭の見どころ
祇園祭は、山鉾巡行(やまほこじゅんこう)だけでなく、さまざまな見どころがあります。
宵山では、山鉾に提灯が灯されて幻想的な雰囲気を楽しめるでしょう。
山鉾町では、屏風祭(びょうぶまつり)や町家公開などが行われ、ユネスコの無形文化遺産にも登録された伝統文化に触れられます。



祇園祭の見どころはたくさんあって、京都の文化を体験できるのがいいね



山鉾巡行では辻回しと呼ばれる山鉾の方向転換が見どころの1つぴょん!
祇園祭についてより詳しく知りたい方は、八坂神社の公式サイトをご覧ください。
祇園祭はいつがメイン?多くの人が訪れる時期
祇園祭で一般的にメインの時期であり、最も多くの人が訪れる時期は、前祭(さきまつり)の山鉾巡行と宵山、後祭(あとまつり)の山鉾巡行と宵山のある時期です。



山鉾巡行と宵山が祇園祭のメインなんだね!
山鉾巡行と宵山
山鉾巡行は、豪華絢爛な山鉾が京都の町を巡行する祭りです。
前祭は7月17日、後祭は7月24日に行われます。
宵山は、山鉾巡行の前日に行われ、提灯の灯りでライトアップされた山鉾や、街の賑わいを楽しめます。
前祭の宵山は7月16日、後祭の宵山は7月23日です。



前祭の宵山は、歩行者天国になって多くの屋台も出店するから、大変な賑わいぴょん!
前祭と後祭
祇園祭は、かつては7月17日と7月24日の2回の山鉾巡行が行われていましたが、1966年からは17日のみの開催でした。
2014年からは後祭が復活し、現在は再び2回の山鉾巡行が楽しめるようになりました。
それぞれ巡行する山鉾が異なり、見どころも異なります。
行事 | 前祭(さきまつり) | 後祭(あとまつり) |
---|---|---|
山鉾巡行 | 7月17日 | 7月24日 |
宵山 | 7月16日 | 7月23日 |
上記以外にも、祇園祭は1ヶ月にわたってさまざまな神事や行事が行われています。
各山鉾町では、それぞれの山鉾の組み立てや飾り付け、お囃子(おはやし)の練習など地域の人々によって活気あふれる準備が進められます。
これらの様子も見どころの1つといえるでしょう。
より詳しい情報については、京都観光Navi などをご確認ください。
祇園祭2025年|前祭(さきまつり)の日程
2025年の祇園祭の前祭は7月14日から7月17日にかけて行われます。
各行事の日程は以下の通りです。
行事 | 日付 | 時間 | 場所 |
---|---|---|---|
宵々々山(よいよいよいやま) | 7月14日(月) | 13時〜16時 | 各山鉾町 |
宵々山(よいよいやま) | 7月15日(火) | 13時〜16時 | 各山鉾町 |
宵山(よいやま) | 7月16日(水) | 13時〜16時 | 各山鉾町 |
山鉾巡行(前祭) | 7月17日(木) | 9時~ | 四条烏丸~河原町御池 |



気になる行事に合わせて京都に行ってみよう!
宵々々山:2025年7月14日
7月14日の宵々々山(よいよいよいやま)では、山鉾の組み立てが始まり、お囃子の練習なども行われます。
本格的な祭りの始まりを肌で感じることができる日です。
宵々山:2025年7月15日
7月15日の宵々山(よいよいやま)では、山鉾の組み立てがさらに進み、提灯が灯されるなど、祭りの雰囲気が高まります。
山鉾町では、さまざまな屋台も出店し始め、賑わいを見せます。
宵山:2025年7月16日
7月16日の宵山は、前祭のクライマックスと言える日です。
山鉾の完成形を見ることができ、「動く美術館」とも呼ばれる豪華絢爛な山鉾が立ち並びます。
夜には提灯が灯され、幻想的な雰囲気に包まれます。
多くの屋台も出て、歩行者天国となります。
山鉾巡行(前祭):2025年7月17日
7月17日の山鉾巡行(前祭)は、祇園祭の見どころの1つです。
重さ約12トンの山鉾が、鉾建てされた山鉾町から四条烏丸(しじょうからすま)、河原町御池(かわらまちおいけ)までを巡行します。
特に「辻回し」と呼ばれる方向転換の技術は素晴らしいです。
祇園祭については、祇園祭山鉾連合会のサイトもご覧ください。
祇園祭2025年|後祭(あとまつり)の日程
後祭は、前祭に続いて行われる祇園祭の後半の盛り上がる行事です。



山鉾巡行はもちろん、さまざまな神事や行事が行われて大盛り上がりぴょん!
2025年の後祭の日程は以下の通りです。
行事 | 日程 | 時間 | 場所 |
---|---|---|---|
宵々々山 | 7月21日 | 14時半〜17時 | 各山鉾町内 |
宵々山 | 7月22日 | 14時半〜17時 | 各山鉾町内 |
宵山 | 7月23日 | 14時半〜17時 | 各山鉾町内 |
山鉾巡行(後祭) | 7月24日 | 9時半~ | 烏丸御池~河原町御池 |
神事 還幸祭 | 7月28日 | 17時~ | 氏子区域を巡行し八坂神社に戻る |
上記の日程はあくまでも予定です。
公式な情報は祇園祭山鉾連合会などでご確認ください。
宵々々山:2025年7月21日
後祭の宵山では、前祭と同様に山鉾が立ち並び、提灯の灯りが灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。
各山鉾では、粽や手ぬぐいなどの授与品が配られます。



祇園囃子の演奏も楽しめるよ!
宵々山:2025年7月22日
宵々山では、山鉾の組み立てがほぼ完了し、その壮大な姿を間近で見れます。
各山鉾では、飾り付けや準備が進められて、お祭りの高揚感が高まります。
宵山:2025年7月23日
後祭の宵山は、前祭と同様に歩行者天国となり、多くの人で賑わいます。
山鉾の見学はもちろん、屋台グルメや祇園囃子の演奏など、お祭り気分を満喫できます。
山鉾巡行(後祭):2025年7月24日
後祭の山鉾巡行は、午前9時30分に烏丸御池を出発して四条河原町、四条烏丸、河原町御池と巡行します。
後祭の山鉾は、前祭に比べて数が少ないですが、それぞれに個性的な装飾や歴史があり、見応えがあります。
神事 還幸祭:2025年7月24日
還幸祭(かんこうさい)は、八坂神社の神輿が巡行した後、神社に戻る神事です。
3基の神輿が四条御旅所(しじょうおたびしょ)から氏子町(うじこちょう)を回り、又旅社(別名:御供社)を経由して神社に戻ります。
3基の神輿は別々のコースを回って八坂神社に戻り、到着後に御神霊遷し(みたまうつし)が行われます。



還幸祭の途中で大政所御旅所拝礼(おおまんどころおたびしょ)・神泉苑拝礼という行事も行われ、見どころ満載ぴょん
祇園祭の見どころ「山鉾巡行」とは?見逃せない5つのポイント!
祇園祭の最大の見どころといえる「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」には、見逃せない5つのポイントがあります。
ここでは、歴史や見どころ、知っておくとより楽しめるポイントを解説します。



「動く美術館」とも称される山鉾が、京都の町を進む様はまさに圧巻だよね!
山鉾巡行の見どころ
山鉾巡行の見どころは、大きく分けて以下の5つです。
- 長刀鉾(なぎなたほこ)の生稚児(いきちご)
- 唯一、本物の稚児(祭礼の行列に着かざって参加する子ども)が乗る鉾
- 稚児が神の使いとされ、「しめ縄切り」で巡行のスタートを切る姿は必見!
- 豪華絢爛な山鉾(やまほこ)
- 各山鉾には、貴重なタペストリーや彫刻など、美術工芸品がふんだんに飾られる
- 美しさは、「動く美術館」と呼ぶにふさわしいもの
- 約25mもの高さを誇る鉾が街をゆく壮観さ
- 勇壮な曳き手たち
- 重さ数トンにも及ぶ山鉾を、数百人の曳き手たちが力を合わせて曳く
- 勇壮な姿は、見る人を圧倒する
- 迫力満点の辻回し
- 交差点で山鉾の方向転換を行う「辻回し」は、山鉾巡行最大の見せ場
- 車輪を固定したまま梃子を使って方向を変えるその技術は、まさに職人技
- お囃子の生演奏
- 祇園囃子の音が響くなか、笛や太鼓の演奏が巡行を彩る
- 京都らしい風情と高揚感を肌で感じられる瞬間



山鉾巡行の見どころを押さえて祇園祭を楽しむぴょん♬
長刀鉾の稚児
長刀鉾(なぎなたほこ)に乗る稚児は、「神の使い」として神聖視されています。
毎年選ばれる稚児は、巡行期間中は地上に足を付けることが許されず、神事や巡行の際に長刀鉾に乗ります。



まさに神の子だね!



稚児の役割や歴史について知っておくと、山鉾巡行をより深く理解できるぴょん
項目 | 内容 |
---|---|
役割 | 神事の執行、長刀鉾への搭乗 |
選出方法 | 京都市内の旧家の子弟から選出 |
歴史 | 疫病退散を祈願する神事として、古くから行われている |
長刀鉾の稚児についてより詳しく知りたい方は、祇園祭山鉾連合会のウェブサイトをご覧ください。
豪華絢爛な「山鉾」
山鉾(やまほこ)は、ペルシャ絨毯や中国刺繍など、国宝級の美術品で飾られた豪華な「山」や「鉾」と呼ばれる曳き山(ひきやま)です。
そんな山鉾を使う山鉾巡行は、京都の街中を巡行する伝統行事で、祇園祭のクライマックスにあたる大行列。
およそ20〜30基の山鉾が、四条通や河原町通をゆっくりと練り歩く様子は、「動く美術館」と称されるほど美しく、迫力満点!
もともとは、疫病を鎮めるための神輿の先導役でした。
山鉾が厄を吸い取りながら街を清め、神の通り道を整える神聖な儀式とされています。



絢爛豪華な造りは、一見の価値ありぴょん!
勇壮な曳き手たち
祇園祭の山鉾巡行では、巨大な山鉾を綱で引っ張る人々のことを「曳き手(ひきて)」と呼びます。
彼らは、重さ数トンにもなる鉾を力強く動かす存在であり、祭りの躍動感と迫力を生む立役者です。
- 掛け声とともに、一斉に綱を引く圧巻のチームワーク
- 狭い街角で鉾の進路を変える「辻回し」で見せる、体を張った技術と気迫
- 汗を流しながらも誇り高く進む姿に、見る人も胸が熱くなる
曳き手は、京都の地元町内会の人々を中心に、毎年選ばれた担い手たちが、法被姿で参加します。
中には代々参加している家系もあり、地域の誇りと伝統を背負っている存在です。



まさに、伝統の美を動かす影の主役だね



山鉾の荘厳な姿とともに、曳き手の勇壮な姿にも注目するぴょん!
迫力満点の「辻回し」
辻回しは、山鉾巡行の最大の見せ場です。
長刀鉾をはじめとする大きな山鉾が90度の方向転換をする様子は、息をのみます。
車輪を固定したまま、人力で方向転換を行う高度な技術が必要です。
山鉾の下に敷かれた青竹の上で、何度も方向を変えながら少しずつ回転していく様子は、まさに職人技といえるでしょう。
その迫力と緊張感は、祇園祭の中でも特に見逃せない瞬間です。
辻回しのスケジュールは、各山鉾によって異なるため、事前に確認しておくとスムーズに見学できます。



何としても間近で見てみたい!



辻回しが行われる交差点付近はとても混雑するから、早めの場所取りがおすすめぴょん!
お囃子の生演奏
祇園祭の山鉾巡行では、鉾の上に乗った囃子方(はやしかた)たちが、生で演奏を行います。
笛・太鼓・鉦(かね)などを使い、「コンチキチン♪」と響く独特のリズムが、祭りの雰囲気を一層盛り上げてくれます。
お囃子は単なる音楽ではなく、災いや悪霊を払う神聖な音とされています。
巡行中に響き渡ることで、町に清めと活気をもたらすと信じられています。
- 巡行中の鉾の上(生演奏)
- 宵山(よいやま)の夜にも、鉾町でお囃子の音が鳴り響き、町全体が幻想的な空間に包まれる



まさに、祇園祭らしさを感じられる音の風物詩でときめいちゃう♪



一度聞けば、きっと耳に残り続ける音色ぴょん♬
祇園祭の宵山ってどんなお祭り?
祇園祭の宵山(よいやま)は、山鉾巡行の前日に行われるお祭りです。
山鉾が立ち並ぶ姿は圧巻で、提灯の灯りや祇園囃子が、京都の夏の夜を幻想的に彩ります。
宵山は、山鉾巡行と並んで祇園祭の見どころといえるでしょう。
「宵山」という言葉は、文字通り「山の前の晩」という意味です。
山鉾巡行の準備が整った山鉾町では、夕方頃から提灯に明かりが灯り、お囃子が奏でられ、祭りの雰囲気が最高潮に達します。
宵山の見どころ
宵山にはさまざまな見どころがあり、以下に主なものを4つまとめました。
見どころ | 解説 |
---|---|
山鉾のライトアップ | 日が暮れると、山鉾に提灯が灯され、幻想的な雰囲気に包まれる それぞれの山鉾が持つ個性的な装飾や、提灯の柔らかな光が織りなす光景は、まさに一見の価値あり |
祇園囃子 | 各山鉾では、お囃子が演奏される 笛や太鼓、鉦の音色が街中に響き渡り、祭りの高揚感を高める 山鉾によってお囃子の種類や演奏方法が異なるため、聴き比べを楽しむのもおすすめ |
山鉾の懸装品 | 山鉾には、タペストリーや屏風などの豪華な装飾品が飾られる これらの懸装品は、美術工芸品としても高く評価されており、間近で見ることができる宵山は貴重な機会で |
ちまきのお守り | 各山鉾では、厄除けのちまきが配られる 山鉾によってデザインや意味合いが異なるため、お気に入りのちまきを探してみるのも良し |



どれも楽しそうだね!



気になる見どころをチェックして、宵山を楽しむぴょん♬
山鉾のライトアップ
宵山では提灯に明かりが灯り、お囃子とともに山鉾が幻想的に飾られ、祭りの雰囲気を盛り上げます。
山鉾は、祇園祭の主役ともいえる豪華な飾り山や鉾のことで、町ごとに作られ、巡行します。
歴史や神話にちなんだ人形や装飾が施され、「動く美術館」とも称されるほど非常に精巧で美しい山鉾。
細部にまで職人の技が光る豪華な装飾や、国内外の貴重な織物が使われた懸装品。
文化財級の芸術性を持ってる山鉾のライトアップも必見です。
宵山の祇園囃子
祇園囃子(ぎおんばやし)は、祇園祭を彩る伝統的な音楽で、山鉾巡行や宵山の際に奏でられます。
笛や太鼓、鉦(かね)などの和楽器を用いて演奏され、その独特のリズムと響きは、夏の京都に特有の風情を添えます。



各山鉾ごとに微妙に異なる囃子があるぴょん



聞き比べるのも楽しそうだね♬
祭りの高揚感を高め、地域の人々の心をひとつにする大切な役割を担っています。
山鉾の懸装品
懸装品(けんそうひん)とは、山鉾を飾る装飾品のこと。
鉾の車輪や屋根、胴体などに取り付けられる「タペストリー・織物・彫刻・金具類」などを指します。
- ペルシャやベルギーの古代絨毯
- 中国・朝鮮・日本の刺繍や染織品
- 日本の名工による彫刻や金細工
- 江戸や明治期の錦絵や染物
など、国宝級・重要文化財クラスの美術品が実際に使われている鉾も多数あります。
もともと懸装品には、「神様に捧げるために、美しいものを纏わせる」という意味があり、山鉾を神の依代(よりしろ)とすることで、神聖さと格式を高めているのです。
長刀鉾や月鉾などでは、毎年修復された懸装品が披露され、間近で見ることができる機会も。
宵山の夜にはライトアップされ、懸装品の美しさが幻想的に浮かび上がる光景も見逃せません。



山鉾の品格を支える装飾の美だね



京都と世界の工芸技術が融合した、まさに「動く文化財」を彩る要素ぴょん!
ちまきのお守り
祇園祭の「ちまき」は、食べるものではなく、厄除けのお守りです。
各山鉾町で授与されるこのちまきは、笹の葉で巻かれた形をしており、玄関先に飾ることで1年間の災厄を祓うとされています。
山鉾ごとに異なる意匠や御利益があり、巡行の主役となる山や鉾の名前が記された札も添えられています。
宵山の夜、提灯の灯りに照らされながらちまきを受け取るのは、祇園祭の風物詩の1つです。
祇園祭の宵山の楽しみ方は?
宵山を楽しむためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 浴衣を着ていく
- 宵山は、浴衣を着て楽しむ人が多くいる
- 浴衣を着ることで、より一層祭りの雰囲気を味わえる
- 歩きやすい靴を履く
- 宵山では、多くの歩行者で賑わう
- 歩きやすい靴を履いて、快適に散策する
- 水分補給をしっかり行う
- 7月の京都は大変暑いため、こまめな水分補給を心掛ける
- 貴重品の管理に注意する
- 人混みの中では、スリなどの被害に遭う可能性がある
- 貴重品の管理には十分注意する
- 各山鉾町の山建てや曳き初めなど、日中の行事も
- 宵山だけでなく、日中に行われる山建てや曳き初めなども見どころ
- 事前にスケジュールを確認しておく
より詳しい情報は、祇園祭山鉾連合会のウェブサイトをご覧ください。
祇園祭の宵山は山鉾が立ち並び、提灯の灯りが街を照らし、お囃子が響き渡る幻想的な雰囲気を楽しめる特別な時間です。



祇園祭を最大限に楽しもう!
歩行者天国を満喫
宵山の期間中は、一部の道路が歩行者天国となります。
普段は車やバイクが行き交う道路が歩行者のための空間に変わり、山鉾を間近で見ることができます。
人混みは多いですが、ゆっくりと歩きながら、山鉾の装飾や提灯の灯りを堪能しましょう。



歩行者天国となることで、写真撮影もしやすくなるぴょん!



美しい山鉾を背景に、思い出に残る1枚を撮影しよう!
屋台グルメを堪能
宵山の楽しみの1つといえば、屋台グルメです。
歩行者天国周辺には様々な屋台が立ち並び、たこ焼きや焼きそば、かき氷など、美味しい食べ物がたくさん売られています。
京都ならではのグルメを楽しむことができるのも、祇園祭の魅力です。
屋台の食べ歩きを楽しみながら、お祭り気分を満喫しましょう。
特に、暑い夏の夜には、冷たいかき氷がおすすめです。
山鉾の粽(ちまき)やお守りを手に入れる
各山鉾では、粽(ちまき)やお守りが授与されています。
これらは、厄除けや無病息災のご利益があると信じられており、祇園祭の記念として人気があります。



山鉾によってデザインも違うから、お気に入りのものを探してみるのも楽しいぴょん!
また、山鉾に乗る機会がある場合は、貴重な体験となるでしょう。
ただし、山鉾への搭乗は、事前に予約が必要な場合や特定の条件を満たす必要がある場合があるので、事前に確認しておきましょう。
屏風祭を楽しむ
宵山期間中、多くの町家で屏風祭が開催されます。
普段は非公開の貴重な屏風や美術品が公開されるため、美術愛好家にとっては見逃せないイベントです。
各町家の屏風祭の開催時間や場所については、事前に調べておきましょう。
祇園祭の雰囲気を楽しむ
宵山の夜は、街全体が活気に満ち溢れています。
浴衣を着た人々や、お囃子の音、提灯の灯りなど、祇園祭ならではの雰囲気を楽しめます。
友人や家族と一緒にお祭りを楽しんだり、1人でゆっくりと街を散策したりするのもおすすめです。



写真撮影スポットもたくさんあるよ!



美しい景色を写真に収めるぴょん!
混雑を避けるコツ
祇園祭の宵山は大変混雑します。
混雑を少しでも避けたい場合は、平日や宵々山に訪れるのがおすすめです。
また、早めの時間帯に行くことで、比較的空いている時間帯を楽しめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
開催時期 | 7月14日~16日 |
時間帯 | 夕方~夜 |
場所 | 京都市中心部 |
アクセス | JR京都駅・阪急京都河原町駅・京阪祇園四条駅などから徒歩 |
これらの情報を参考に、祇園祭の宵山を満喫してください。
祇園祭の神事とは?
祇園祭は八坂神社の祭礼であり、1100年以上の歴史を持つ疫病退散と無病息災を祈願する神事です。
7月1日から31日まで1ヶ月に渡って様々な神事・行事が執り行われます。
その内容は、神輿渡御や山鉾巡行といった壮大なものから、静かに祈りを捧げるものまで多岐にわたります。
主な神事
神事 | 日程(2025年) | 概要 |
---|---|---|
吉符入 | 7月1日 | 神事の開始を告げる儀式 八坂神社で斎行され、神職が御神霊を神輿に移す |
御霊会 | 7月1日から7月31日まで | 疫病退散を祈願する神事 神輿が八坂神社から四条寺町の御旅所へ渡御する |
還幸祭 | 7月24日 | 神輿が御旅所から八坂神社へ戻る神事 |
神輿洗式 | 7月10日と28日の夜 | 八坂神社の境内にある神輿庫で、神輿を洗い清める神事 |
疫神社夏越祭 | 7月31日 | 八坂神社の末社である疫神社で行われる茅の輪くぐり神事 無病息災を祈願する |
これらの神事は、祇園祭の根幹をなす重要なものです。
山鉾巡行や宵山といった華やかな行事も、これらの神事と密接に結びついています。



神事に参加して、祇園祭をより深く理解しよう!
神事と山鉾巡行の関係
祇園祭の山鉾巡行は、神輿渡御の先導をする役割を担っていたという説や、疫病神を鎮めるための依り代としての役割を担っていたという説など、諸説あります。
いずれにしても、山鉾巡行は神事と深く結びついており、単なるお祭りではない、神聖な行事であることを理解しておくことが大切です。
より詳しい情報については、八坂神社の公式ウェブサイトをご覧ください。
祇園祭へのアクセス方法
祇園祭のメイン会場となる山鉾巡行のルートや、宵山が行われる四条通、烏丸通周辺へのアクセス方法を紹介します。



公共交通機関の利用がおすすめぴょん!
電車でのアクセス
電車でのアクセス方法は、JR・阪急電鉄・京阪電鉄・地下鉄があります。
JR
JR京都駅が最寄りの主要駅です。
京都駅から会場まではバスまたは地下鉄に乗り換えが必要です。
阪急電鉄
阪急京都線が便利です。
最寄り駅は以下の通りです。
- 河原町駅:四条河原町交差点に近く、宵山会場の中心部にアクセスしやすい
- 烏丸駅:烏丸通に面しており、山鉾巡行のルートにも近い
京阪電鉄
祇園四条駅が最寄駅です。
四条通に近く、宵山会場へのアクセスに便利です。
地下鉄
京都市営地下鉄烏丸線と東西線が利用できます。
最寄り駅は以下の通りです。
- 烏丸御池駅:山鉾巡行のルートに近い駅
- 四条駅:四条通に面しており、宵山会場へのアクセスに便利
- 京都市役所前駅:山鉾巡行のルートに近い駅
バスでのアクセス
京都市バスと京都バスが利用できます。
「四条河原町」「四条烏丸」などのバス停が便利です。
ただし、祇園祭期間中は交通規制や混雑により、バスの運行に遅れが生じる可能性がありますので、時間に余裕を持って行動しましょう。
タクシーでのアクセス
京都駅などからタクシーでアクセスすることも可能です。
ただし、祇園祭期間中は交通規制や混雑により、タクシーの利用も難しくなる場合があります。
また、歩行者天国となるエリアもありますので、注意が必要です。
自家用車でのアクセス
祇園祭期間中は、会場周辺で広範囲に交通規制が実施されます。
自家用車での来場は控え、公共交通機関を利用することを強くおすすめします。
周辺に駐車場はありますが、大変混雑し、駐車できない可能性が高いです。
どうしても車で来場する場合は、交通規制情報や駐車場情報を事前に確認しましょう。
交通手段 | 最寄り駅/バス停 | 備考 |
---|---|---|
JR | 京都駅 | バスまたは地下鉄に乗り換え |
阪急電鉄 | 河原町駅・烏丸駅 | |
京阪電鉄 | 祇園四条駅 | |
地下鉄 | 烏丸御池駅・四条駅・京都市役所前駅 | |
バス | 四条河原町・四条烏丸など | 交通規制や混雑に注意 |
タクシー | 交通規制や混雑に注意 | |
自家用車 | 来場非推奨 交通規制や駐車場の混雑に注意 |
最新の交通情報は、京都市情報館などでご確認ください。
混雑を避けて祇園祭を楽しむコツ
ここでは、混雑を避けて祇園祭を満喫するためのコツを紹介します。



祇園祭は1ヶ月にわたる長いお祭りだけど、特に山鉾巡行や宵山などの人気の行事は大変な混雑が予想されるよ



人混みが苦手な方や、小さなお子様連れの方などは、混雑を避けて楽しむための工夫が必要ぴょん!
項目 | 詳細 |
---|---|
おすすめ時期 | 前祭・後祭の宵々山、神事など |
おすすめ時間帯 | 早朝、夕方 |
アクセス | 京阪電車「祇園四条駅」、阪急電車「河原町駅」 |
持ち物 | 帽子、日傘、飲み物、歩きやすい靴 |
これらのコツを参考に、混雑をうまく避けながら、京都の夏の風物詩である祇園祭を満喫してください。
日程をずらす
最も混雑するのは山鉾巡行と宵山です。
これらの日程を避け、前祭・後祭の宵々山や、神事など比較的混雑の少ない時期を狙うことで、ゆっくりと祇園祭の雰囲気を楽しめます。
時間をずらす
山鉾巡行や宵山当日は、朝から晩まで多くの人で賑わいます。
特に正午付近は最も混雑する時間帯です。
早朝や夕方など、比較的空いている時間帯を狙って訪れるのがおすすめです。
場所をずらす
山鉾巡行のルート上や、人気のある山鉾の周辺は大変混雑します。
少し離れた場所から山鉾を眺めたり、後祭の山鉾巡行は前祭に比べて比較的空いているのでそちらを選ぶのも良いでしょう。
また、有料観覧席を利用すれば、ゆっくりと山鉾巡行を楽しめます。
公共交通機関を利用する
祇園祭期間中は交通規制が行われ、周辺道路は大変混雑します。
自家用車での来場は避け、公共交通機関を利用しましょう。
最寄りの駅は、京阪電車「祇園四条駅」や阪急電車「河原町駅」です。
服装と持ち物
祇園祭は真夏の開催です。
熱中症対策として帽子や日傘、飲み物を持参しましょう。
また、歩きやすい靴を履くことも大切です。
人混みの中では、貴重品の管理にも注意が必要です。
小さめのバッグを選ぶ、貴重品は身につけるなど工夫しましょう。
事前に情報を集める
祇園祭の公式ウェブサイトや観光情報サイトなどで、最新の情報をチェックしておきましょう。
交通規制情報やイベントのスケジュール、混雑状況などを事前に確認することで、スムーズに祇園祭を楽しめます。
祇園祭の山鉾巡行・宵山・神事など主要行事の日程まとめ
以上、祇園祭のメインイベントである山鉾巡行と宵山の時期や、前祭・後祭それぞれのスケジュールや見どころなどを紹介しました。



祇園祭って様々な神事やイベントがあって、すごく楽しそう!



メインの山鉾巡行と宵山をはじめ、たくさんの神事に参加して、今年の祇園祭も満喫するぴょん♬
- 祇園祭は7月1ヶ月を通して様々な行事が行われる
- メインは前祭・後祭の山鉾巡行とその前日に行われる宵山
- 特に山鉾巡行は、豪華絢爛な山鉾が京都の街を巡行する壮大な光景が見られるため、多くの人で賑わう
- 宵山では、提灯の灯りで照らされた山鉾や、歩行者天国となる通りに並ぶ屋台を楽しめる
- 2025年の山鉾巡行は、前祭が7月17日、後祭が7月24日
- 最寄りの駅は、京阪電車「祇園四条駅」や阪急電車「河原町駅」
この記事を参考に祇園祭を存分にお楽しみください。