【月鉾ちまき】ご利益は?販売期間やグッズの種類、値段、場所も解説

【月鉾ちまき】ご利益は?販売期間やグッズの種類、値段、場所も解説

祇園祭の山鉾の1つ、月鉾の「ちまき」。

ちまきは疫病や災厄を防ぐ縁起物とされ、家内安全や健康長寿を願う人々に授けられています。

苺華

月鉾のちまきで無病息災を願いたい!

さくらん

白うさぎモチーフのグッズも神秘的で素敵ぴょん♬

この記事では、月鉾のちまきの読み方や由来・歴史から効果的な飾り方まで徹底的に解説します。

月鉾の見どころや楽しみ方、周辺の観光スポット情報までまとめました。

京都の夏の風物詩である月鉾のちまきを手に入れて、幸運を祈願しましょう。

目次

月鉾ちまきとは?読み方・由来・歴史

月鉾ちまきは、祇園祭の山鉾の1つである「月鉾」が授与する厄除けのちまきで、厄除け・無病息災を願う縁起物として人気です。

読み方は、「つきほこちまき」と読みます。

祇園祭は八坂神社の祭礼であり、7月1日から1ヶ月間に渡ってさまざまな神事や行事が行われます。

月鉾は鉾頭に月を象った装飾があることから、その名が付けられました。

月は陰陽五行や天体信仰に基づく神聖な象徴でもあり、古来より人々の信仰を集めてきました。

月鉾ちまきの由来

月鉾ちまきの由来は、月鉾が祀る神様「月読尊(ツクヨミノミコト)」の神徳に基づいています。

月読尊とは?
  • 天照大神(アマテラスオオミカミ)・素戔嗚尊(スサノオノミコト)の兄弟神
  • 夜と月、そして水の徳を司る神様で、清らかさ・鎮静・浄化の力を象徴する存在

月鉾ちまきに込められた意味

月鉾ちまきは、月読尊の清めと守護の力にあやかり、家や人を災厄から守るとされます。

特に「水の徳」にちなみ、火除けや病気避けのご利益を持つともいわれています。

また、月鉾はその名のとおり「月」や「夜」をテーマにした幻想的な装飾が多く、ちまきにもその神秘性と守護力が込められていると考えられています。

また、古くは疫病退散を祈願する神事として、茅の輪が用いられていました

この茅の輪は、「茅」を束ねて「巻」いたものです。

そこで「茅巻(ちまき)」と呼ばれるようになり、それを同じ発音の「粽(ちまき)」と音を担ぐようになったともいわれています。

月鉾の歴史

月鉾は、室町時代の応仁の乱以前から存在していたとされる歴史ある鉾です。

応仁の乱で焼失した後、江戸時代に復興されました。

鉾頭には三日月をかたどった金属製の装飾が掲げられており、これが「月鉾」の名の由来となっています。

ご神体には月読命(つくよみのみこと)が祀られており、夜を統べる月の神として信仰されています。

年代出来事
室町時代応仁の乱以前から存在
江戸時代応仁の乱で焼失後、復興

より詳しい情報は月鉾公式ホームページでご確認ください。

月鉾ちまきのご利益

月鉾のちまきには、月鉾のご神体である月読命(つくよみのみこと)にちなみ、厄除けや無病息災、心身の平安を願うご利益があります。

飾ることで、災厄から家を守ると信じられ、祇園祭の時期に多くの参拝者が授かります。

月鉾の名前は、鉾の先端に掲げられた三日月形の装飾にちなんでいますが、月は古くから夜や静寂、時の流れを象徴する存在とされ、月鉾のご神体である月読命にも、そうした力が宿ると信じられています。

また、月鉾には「蘇民将来之子孫也」の護符が掲げられています。

疫病を鎮める力を持つとされる護符であり、月鉾のちまきにも同様のご利益があるとされています。

具体的なご利益と意味は以下の通りです。

ご利益意味
無病息災病気にかからず、健康に過ごせるように。
厄除け災厄を払い、幸運を招き入れるように。
心身安寧心も体も落ち着き、穏やかに過ごせること。
学業成就学業成就とは、学校や勉強に関する目標が達成されること

玄関や寝室に飾ることで、家内安全や家族の健康、無病息災を祈願できます。

苺華

受験生が勉強机に飾ることもあるよね

さくらん

月が知恵や洞察の象徴とされることに由来し、学業成就の願いが込められるぴょん!

月鉾ちまきの販売期間と時間

販売期間

月鉾のちまきは、毎年7月13日から16日までの宵山期間中に、山鉾町の会所で授与されるのが一般的です。

授与期

毎年7月13日から16日までの宵山期間中

混雑の状況によっては変更する場合があるため、公式情報の確認をおすすめします。

授与時間

月鉾のちまきの授与時間は、一般的に午前9時から夕方頃まで授与されています。

授与時間

午前9時から夕方頃まで授与

しかし、混雑状況によっては販売時間が短縮される場合もあります。

山鉾巡行当日は配布されることもありますが、巡行準備や片付けのため時間が短縮、中止されることもあります。

日付時間備考
7月14日~16日9:00~夕方頃宵山期間
混雑のため早めの訪問がおすすめ
7月17日(山鉾巡行)巡行終了まで状況により授与なしや変更の可能性あり

より詳しい情報は、京都祇園祭月鉾保存会公式サイトでご確認ください。

宵山期間中の授与時間

宵山期間中は夜遅くまで多くの人で賑わうため、ちまきの授与時間が延長される場合もあります

具体的な授与時間は、当日の月鉾の授与所にて確認いただくのが確実です。

祇園祭は、前祭と後祭に分かれており、月鉾は前祭に属します

さくらん

前祭の宵山は7月14日~16日、後祭の宵山は7月21日~23日ぴょん

月鉾のちまきを授かりたい場合は、前祭の期間中に訪れるようにしましょう

月鉾ちまきの種類

月鉾のちまきは、一般的に笹を束ねた「粽(ちまき)」が1種類で授与されています。

玄関先などに飾ることで災厄を祓うとされています。

授与を希望する場合は、事前に公式情報や授与所で内容を確認するのが安心です。

苺華

ちまき以外にも小さなお守り(御守や札など)を授与することもあるよ!

粽(ちまき)

月鉾の粽(ちまき)は、藁や笹で包まれた厄除けのお守りで、玄関や神棚などに飾ります。

月鉾のちまきには、祀られている月読尊の霊力が宿るとされ、家内安全や無病息災などのご利益があると信じられています。

授与された粽は、毎年新しいものに取り替えるのが習わしで、古い粽は神社に納めるか、どんど焼きなどでお焚き上げするのが一般的です。

粽には、「蘇民将来之子孫也」と書かれた護符が付けられており、これは疫病神を追い払う力を持っています。

この護符を身に付けたり家に飾ったりすることで、無病息災や厄除けのご利益があるとされています。

月鉾ちまきの値段

月鉾のちまきは、種類や付属するグッズによって初穂料が異なります。

おおよその初穂料は以下の通りです。

ただし、初穂料は変更される可能性がありますので、授与所にてご確認ください。

種類初穂料備考
ちまき(基本)1,000円程度毎年変動する可能性があります

授与所では主に現金対応ですが、一部の山鉾ではQRコード決済やクレジットカード決済に対応しているケースがあります。

月鉾のインターネット授与では、クレカ・コンビニ払い・銀行振込・スマホ決済など複数のキャッシュレス決済が可能です。

月鉾ちまきのグッズ一覧

月鉾では、ちまき以外にもさまざまなグッズが授与されています。

以下に、主なグッズを一覧で紹介します。

グッズ説明参考初穂料
手ぬぐい月鉾の刺繍や図柄が施された手ぬぐい。
様々なデザインがあります。
1,000円~
扇子月鉾の図柄が描かれた扇子。
涼しげなデザインで、夏の暑さ対策にも。
3,500円~4,500円程度
キーホルダー月鉾のミニチュアやエンブレムが付いたキーホルダー。バッグなどに付けて楽しめます。500円~
うちわ軽くて持ち運びしやすく、祇園祭の思い出としても人気があります。
飾っても楽しめるデザインで、暑い夏を涼やかに彩ります。
1,000円~
巾着袋月鉾の意匠や紋があしらわれた巾着袋。
お守りや小物を入れるのにぴったりのサイズで、普段使いとしてもお土産としても人気です。
3,500円~
月のうさぎ クンツァイト白うさぎの置物2,000円〜
その他グッズ(のれんなど)2,500円〜
さくらん

月のうさぎが欲しいぴょん♬

グッズの初穂料は年度によって変動する可能性があります。

 グッズの種類や在庫状況は、その年によって異なる場合もありますので、最新のグッズ情報や初穂料については、月鉾保存会の公式ウェブサイトをご確認ください。

月鉾保存会では、上記のグッズ授与による収益を鉾の保存・修復費用に充てています。

苺華

グッズを入手することで、伝統文化の継承に貢献できるよ!

ちまきは授与所で入手できますが、その他のグッズは鉾町にある月鉾の会所や、巡行当日の鉾の周辺で授与されていることが多いです。

具体的な場所は、公式ウェブサイトや、現地で配布されるパンフレットなどでご確認ください。

月鉾ちまきの授与場所とアクセス方法

月鉾のちまきは、毎年7月14日~16日の祇園祭宵山の期間中に、月鉾の会所および鉾本体で授与されます

授与場所

授与場所の詳細は以下の通りです。

授与場所住所アクセス
月鉾会所京都府京都市下京区月鉾町阪急京都線「烏丸駅」から徒歩約5分
地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩約5分
月鉾(巡行時)祇園祭山鉾巡行のルート上祇園祭山鉾連合会公式サイトの巡行ルートをご確認ください。

会所は四条烏丸交差点の北東に位置しています。

 山鉾巡行当日は、巡行ルート上で鉾が停止している際に授与を受けられることもあります。

巡行ルートや時間帯によっては混雑が予想されるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

アクセス方法

公共交通機関

京都市内中心部に位置するため、公共交通機関でのアクセスが便利です。

最寄りの駅は以下の通りです。

  • 阪急京都線「烏丸駅」
  • 地下鉄烏丸線「四条駅」

上記の駅から徒歩5分程度で到着します。

さくらん

アクセスがいいから、電車で行くのがおすすめぴょん!

自動車

祇園祭期間中は交通規制が実施されるため、自家用車での来場は控えましょう。 

周辺には駐車場も少ないため、公共交通機関を利用することを強くおすすめします。

どうしても車で来場する必要がある場合は、周辺の有料駐車場を利用することになりますが、満車になっている可能性も高く、駐車に時間を要する可能性があります。

交通規制情報や駐車場情報については、事前に京都市公式サイトなどで確認することをおすすめします。

授与場所周辺の地図

以下の地図アプリで「月鉾会所」と検索すると、正確な位置を確認できます。

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